MNP 促進を妨げる?キャリアメール持ち運び問題=総務省「ニーズある」「2022年夏までに実現」

MNP 後もキャリアメールを使えるように=2022年夏に実現へ

総務省は2021年2月26日、携帯電話会社乗り換えに関する「スイッチング円滑化タスクフォース(第5回)」をオンラインで開催した。

携帯電話事業者が提供するキャリアメール(NTT ドコモの @docomo.ne.jp など)について、乗り換えの促進・円滑化を図るためにも、契約会社変更後も引き続き使える仕組みを早期実現することが適当であるとの方針を改めて示した。

キャリアメール持ち運びの管理方式

方向性としては、変更元管理方式(変更元事業者がメールボックスやメール処理等を管理する方式=上図左)の採用が検討されており、また、現状ではキャリアメールの提供がない新サービス(ahamo や povo、LINEMO など)についても、「キャリアメールの持ち運び対象とすべき」などとした。

キャリアメール持ち運び=いつから? 料金は?

キャリアメールの持ち出しについては、モバイル通信市場の公正な競争環境の整備に向けたアクションとして昨年来、議論が続けられてきた。

NTT ドコモは「利用者が他事業者へ転出する場合と、自社内のキャリアメールを提供しない新料金プラン(ahamo)へ変更する場合において、提供条件や利用形態に差を設ける考えはない」としており、他事業者および自社内サービスのいずれの移行であっても「キャリアメールの持ち運び」を可能とする方向で検討を進めている。

メアド持ち運びのシステム開発には約1年を要するため、実現するのは2022年夏ごろになるとみられる。

また、料金については、開発および維持に一定のコストが掛かることから「有料」になるとみられるが、MNP の利用を妨げる水準にならないことが求められており、ひと月あたり数百円(200~300円程度)になると推測される。

いつ乗り換えるか

2021年3月より大手キャリアは低価格帯料金の新サービスを相次いで投入するが、キャリアメールにこだわる、またはどうしてもキャリアメールを必要とするユーザにとって、「来年夏まで待つ」のか、それとも「長年使ってきたキャリアメールを捨てて新サービスに今すぐ乗り換えるのか」。悩ましい選択に迫られそうだ。

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Author:對川 徹 - Toru Tsugawa(https://tsugawa.tv/

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