ZenFone Max Pro (M2) ZB631KL レビュー


ZenFone Max シリーズに最新モデル Max Pro  (M2) - ZB631KL - 登場。




<ZenFone Max Pro (M2) の良い点・おススメできるポイント>
  • 3万円台ながらもスナドラ660搭載(かなり高速、ZenFone 5 無印に搭載の636より高スペック)
  • 5,000mAhバッテリ(相当な電池容量、通常平均の1.5倍超)
  • Gorilla Glass 6 採用(耐久性の高い素材、現状では最強クラス)
  • Sonyセンサ搭載のAIカメラ(安定のSonyセンサ)
  • Pure Android(独自のZenUIではなく、ピュアなOSがベース)
  • VoLTE対応のDSDV(ドコモ、au、Y!モバイルのマルチキャリア対応)
  • トリプルスロット(SIM2枚とmicroSDカードが同時利用可能、排他利用ではない)
  • キャリアアグリゲーション(2CA)対応
  • クリアケースが同梱(フィルムも入っていれば尚良かった)


<ZenFone Max Pro (M2) のイマイチな点・残念な点>

  • 充電端子がmicroUSB Type-B(Type-Cでない理由を知りたい)
  • ワイヤレス充電不可(価格的には致し方無いが不便)
  • 出荷時はAndroid 8.1 "Oreo"(最新の "Pie" 9 ではない)
  • 防水非対応(ZenFoneで耐水や防塵はいつ来るかな?)
  • Wi-Fi が AC非対応(IEEE802.11b/g/nまでの対応、ac無しは残念)
  • グローバル版と違ってRAMが4GB(グローバル版は6GBモデルあり)
  • OTGケーブルが別売り(Maxシリーズでは前々モデルまではリバース用ケーブルが同梱されていた)
  • 当然ながら日本独自機能はサポートされず(おサイフやフルセグなど、これは仕方なし)

総評
3万円台の端末としては、相当に魅力的なデバイスといえる。
一番の長所は大きいバッテリ容量と高速なプロセッサ。ガラスもGorilla Glass 6を採用しており安心度は高いといえる。
どのようなアプリもタスクも楽々とこなせるはずだ。

残念なのはインターフェース面で端子が Type-C ではないことと、Wi-Fi 規格が AC に対応していないこと。
この辺は、従来の Max シリーズを踏襲した形だろうか。
ノッチの有無は好みが分れるところだろうが、個人的には画面占有率の高さを評価したい。アプリによっては自動でノッチは隠れるので、ストレスは無いだろう。
無印の ZenFone 5 (ZE620KL) とルックスやスペックは似ているが、プロセッサやバッテリ容量では上回っており、今までのMaxシリーズでは最強といえる。おすすめの一台だ。


Update
ASUSによると、ZenFone Max Pro (M2) (ZB631KL)について、特定の周波数帯を使用できない(ドコモのプラチナバンドB19を含む多数の周波数およびキャリアアグリゲーションに対応していない)という不具合があることが判明したとのこと。

ASUSは、①不具合を解消した製品との交換、または②返品を案内している。

カタログスペックが良かっただけに非常に残念な状況となった。
詳細はASUS Japanのホームページをご参照いただきたい。

以上の状況もあって、同時期に発売された ZenFone Max (M2) SIMフリー (ZB633KL-SL32S4) の方が売れているようだ(2019年4月現在)。


<Useful Link>


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