高い期待度が招いた強い失望感
主要機能が提供されず、期待を大きく裏切った iPad 版 Photoshop だが、Adobe は今後の速いペースでの機能追加を約束。
年内にはAI (Adobe Sensei) を使った高速な自動選択ツールとクラウドドキュメントのシステム高速化を提供する方針であり、さらに2020年前半には切り抜きツールへの対応(境界線調整ブラシツール)やトーンカーブ、Lightroomの統合(RAW データサポート)、キャンバスの回転、Fresco クラスのブラシ感度などが提供される予定。
今後も随時アップデートを行って、機能やツールを追加していくことで、ユーザのニーズに応えていく方針だ。
提供開始時期の遅れと機能があまりにも不足していたことで、スタートから大きくつまずいた iPad 版 Photoshop だが、今後の「高速アップデート」で我々の期待に応えることができるか、厳しい目が向けられている。
iPad 版 Photoshop は月額1,080円のサブスクリプションで提供されているが、Creative Cloud コンプリートプランまたは Photoshop 単体プランの既存ユーザは追加料金なしで利用可能。また、一般ユーザ向けには30日間の無料体験が用意されている。
11月23日現在のバージョンは1.0.2。App Store での評価は5点満点中1点台と手厳しい。
Adobe は「常にお客様の声に耳を傾け、改善に努める」としており、アプリ内にレビュー機能を新たに追加。ユーザからのフィードバックを受けやすい体制を整え、早期の悪評払拭を目指す。
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