シャープ、5G 対応スマホ「AQUOS R5G」を発表＝3D センサー搭載、8K 動画撮影対応

シャープ、5G 対応スマホ「AQUOS R5G」を発表＝スナドラ865搭載

シャープは2020年2月17日、5G 対応のスマートフォン「AQUOS R5G」を今春発売すると発表した。価格はアナウンスされていないが、10万円前後になるとみられる。大手キャリアモデルのみで、国内向けの SIM フリー版は出ない模様。

SoC にはハイエンド向け最新スナドラ865を搭載し、メモリは12GB（LPDDR5対応）と余裕を持たせた。5G は Sub6 帯をサポートする（ミリ波には非対応）。17日現在、日本で 5G をサポートする初のスマホということになる。

パネルサイズは6.5インチ（120Hz 対応 / 10億色 Pro IGZO / 最大輝度1,000ニト / 3,168×1,440）、メインカメラは4眼（12.2MP 望遠 F2.7 + 48MP 超広角 F2.9 + 12.2MP 広角 F1.7 + ToF センサー）、インカメラはシングル（16.4MP / F2.0）。

48MP の超広角センサーはソニーの IMX586 とみられ、クアッド・クアッドベイヤー構造を採用することで、暗所撮影が大幅に改善する。このセンサーは 8K 動画撮影にも対応する。
また、ToF センサー（光の照射による距離測定技術）搭載により、3D の深度計測が可能となって、AR / VR のサポートが大幅に強化されるだろう。

また、独自の AI 機能として、被写体を自動ズームで追いかける「フォーカス再生」や自動ムービー作成「AI ライブストーリー」機能などが提供される。

この「R5G」は、充電 IC を2つ搭載するパラレル充電や放熱ブロック・シールドに純銅部材を用いた独自の放熱設計により発熱を抑えた。
シャープによると「高負荷環境下の CPU 温度を従来機種比で約 20℃ 抑えられる」という。

その他の仕様として、OS は 最新 Android 10、ストレージは 256GB（UFS3.0 + Write Booster）、バッテリ容量は 3,730 mAh、Wi-Fi 6（802.11ax）対応、顔と指紋のデュアル対応認証、microSD 最大 1TB、Bluetooth 5.1、Dolby Vision / Dolby Atmos 対応ステレオスピーカー、Adobe RGB 対応、Elite Gaming 対応、IPX5・IPX8 / IPX6X、フルセグ対応、おサイフケータイ対応など。カラバリは3色（アースブルー、ブラックレイ、オーロラホワイト）で重量は 189 g。

なお、OS のメジャーアップデートは2年間（2回）保証される（少なくとも Android 12 まで）。

シャープは2021年度中に AQUOS シリーズの全スマホを 5G に対応させる計画だ。


＜Source＞
・シャープ　ニュースリリース
・AQUOS R5G　商品紹介ページ
・AQUOS R5G　スペックシート


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