IIJmio、mineo、イオンモバイルが LINE の "年齢確認" に対応

IIJmio、mineo、イオンモバイルの3社が LINE への年齢情報通知を開始

IIJmio、mineo など一部 MVNO は2021年3月12日、「LINE」アプリの "年齢認証" が必要な機能が利用可能になったと発表した。

LINE年齢確認についてはこれまで、3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)およびごく一部の事業者(Y!mobile、LINE モバイル)しか対応していなかった。

今回、LINE アプリ内の年齢確認機能に対応する MVNO 事業者は、IIJmio、mineo およびイオンモバイルの3社。なお、イオンモバイルは3月下旬以降に対応予定だ。

大手キャリアおよびソフトバンク系を除く格安 SIM の通信会社が LINE の年齢確認に対応するのは今回が初めて。なお、UQ mobile や楽天モバイルは含まれていない。

MVNO で LINE 年齢確認が解禁

MVNO 事業者は、利用者の契約情報をもとに年齢確認を行い、その情報を LINE 側に通知することで年齢確認を実現する。
年齢確認によって「18歳以上」と判定されれば、「ID 検索」、「オープンチャットへの参加」、「電話番号検索による友達追加」など、18歳以上の確認が取れないと利用できなかった機能が利用可能となる。

LINE の年齢確認対応は MVNO にとって追い風

MVNO で LINE ID 検索など一部機能が利用できなかった点は、大手キャリアから格安 SIM への円滑な乗り換えや公平な競争を妨げる要因の一つに挙げられてきた。

参加企業各社は「青少年保護に向けた取り組みと利用者利便性を両立させるため」としているが、"契約者増" につなげたい思惑がみてとれる。大手キャリアから 20GB 2,000円台のプランが相次いで投入されたことによって、MVNO 各社の間では危機感が強まっていた。

今回の LINE 年齢確認は、iOS および Android 版アプリに対応しており、バージョン 11.3.0 以降で利用できる。

なお、契約時に身分証明書による本人確認を実施していないデータ通信専用 SIM などではこの機能を利用できない。

<Source>

Author:對川 徹 - Toru Tsugawa(https://tsugawa.tv/

Contact : https://tsugawa.biz/contact/


コメント