カウントフリー、規制強化の可能性=総務省が指針策定へ


総務省の有識者会議は、特定のアプリやサービスをスマホで使用してもデータ消費にカウントされない「カウントフリーゼロレーティング)」について、ネットの中立性確保と中小サービス排除への懸念から環境整備へ乗り出す。


同省は指針策定の背景として、年々増加するトラフィックへの対策や回線混雑時の公平性の確保、さらに、コンテンツ事業者間の健全な競争やユーザの費用負担の公平性などを挙げており、ルールを整備することで、利用者権利の確保やインターネット・エコシステムの維持・発展を実現したいとしている。


カウントフリーに規制



大手キャリアでは現在、ソフトバンクが「動画 SNS 放題」、au が「データ MAX プラン」や「SNS データ消費ゼロ」などを展開。
また、MVNO 各社も独自のカウントフリーサービスを展開しているが、これらのサービスについて、提供内容の見直しや制限を迫られる可能性があるようだ。
なお、NTT ドコモは現在、カウントフリーを提供していない。

2020年春からは 5G サービスが始まるが、MVNO への開放問題を抱えており、こちらも解決のメドはたっていない。

総務省が公平性を求めるあまり、利用者目線のサービスや選択機会を規制しないよう願うばかりだ。


<Source>
・総務省 - ゼロレーティングサービスに関するルール検討ワーキンググループ
・総務省 - ゼロレーティングサービスの提供に係る 電気通信事業法等の適用に関するガイドライン(PDF


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