2020年折りたたみ式スマホ、クラムシェル型が普及のカギ握るか


2020年1月には Motorola が縦折り式のクラムシェル型スマートフォン「Razr」を発売する。

世界スマホシェアトップの Samsung も2020年2月、Galaxy S11 と同時に新しいクラムシェル型スマホをローンチすると噂されていたが、ここにきてリーク画像がついに流出した。


Galaxy クラムシェルスマホ



「Razr」は、革新的なヒンジ設計(ゼロギャップヒンジ)でディスプレイに折り目を付けないことで注目を浴びたが、価格は1,499ドルと決して安くはない。

2019年には Samsung の Galaxy Fold や Huawei の Huawei Mate X などのフォルダブルスマホが発売されたが、値段が高いうえに、耐久性やバッテリ駆動の問題などがあり、複数の問題点を解決しきれていないのが現状だ。

しかし、Samsung のクラムシェル型スマホは850ドル前後になると噂されており、価格面ではかなり入手しやすくなりそうだ。

仮に、クラムシェルスタイルの信頼性(画面強度やバッテリの持続性など)が担保されれば、新しい一大勢力になるポテンシャルは十分に秘めていると思う。

日本でもかつて、フィーチャーフォンのトレンドは「折りたたみ」スタイルだった。もちろん、現在のスマホのような全画面ではなく、画面とプッシュボタン部分のセパレートだったわけだが、折りたためてコンパクトになるため厚みこそ増すが携帯性に優れ、さらに画面部分が内側になるため画面傷や落下に強く、堅牢性でも威力を発揮した。


2020年には Motorola や Samsung 以外にも、LG、Xiaomi、TCL などが新しい折りたたみ式スマホを発売するとみられている。


「折りたたみ」がスマホのトレンドになるかどうか。
フィーチャーフォンで馴染み深い、縦折り式「クラムシェル」の出来不出来が普及のカギを握りそうだ。


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