Procreate 5 が公開＝フォトショブラシの共用とデュアルブラシによる表現力アップ

Savage Interactive は12月9日、Procreate 5.0 を App Store にて公開。Procreate 5 Public Beta から約1か月を経て、正式版のリリースとなった。

Procreate 5 は、新しいグラフィックエンジン「Valkyrie」搭載により Apple Metal API を活用することで、描写パフォーマンスが大幅に向上。
また、新たに追加された「ブラシスタジオ」では Photoshop (ABR) ブラシのインポートに対応する。
インターフェースにも改良が加えられ、さらに、プリント業界にはうれしい CMYK モードのサポートも加わった。


新しいブラシスタジオではカスタマイズ性と作業効率がアップ。2つのブラシを組み合わせるデュアルブラシにより、ユニークなスタイルを作ることができる。

新機能の「アニメーションアシスト」では、レイヤーを確認できるオニオンスキンやレイヤーのフレーム表示が追加されており、イラストアニメを柔軟かつ簡単に作成できるようになった。

色関連も多くの機能が加わった。カラーダイナミクスやカラーハーモニーにより、スムーズでダイナミックな色のコントロールが可能になったほか、カラー履歴の保存やパレットの切り離しもできるようになった。

そのほかにも、選択範囲の保存やクローンツールなどによって、作業性が向上する。また、キャンバス情報の確認も可能だ。


Procreate for iPad は1,220円（9.99ドル）。すでに購入しているユーザは無料で Ver.5 へアップデート可能だ。サブスク方式が増えるなかにあって、既存ユーザにやさしいのがこのアプリの良い面でもある。

Photoshop ブラシのインポートに対応した点も大きい。本家 Adobe の iPad 版 Photoshop は、現時点で Photoshop ブラシのインポートに対応していない。


Savage Interactive は Procreate 5.0 のハンドブック（英語）を公開。従来のような PDF ではないため、気軽にアクセスして参照できるだろう。



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