Adobe、MAX 2020 はオンラインで開催=希望者全員に無料で開放

"Digital MAX" 初のバーチャル開催=今までにない体験を提供へ

Adobe は2020年5月11日(米国時間)、年次カンファレンス Adobe MAX 2020 について、オンラインで開催すると表明した。
10月19日にキックオフ予定で、参加希望者全員に無料で開放する。


Adobe Max 2020 オンラインで開催へ
Adobe、年内すべてのイベントをオンライン対応へ


今年のテック企業のイベントは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けてオンライン限定または中止になるケースがほとんどだ。Microsoft Build や Apple WWDC はオンライン限定で開催予定であるが、Google I/O 2020 は中止になった。

Adobe は秋の年次イベントについて、"オンライン" フォーマットでの開催を選択した。同社にとって MAX は新製品や革新技術をアピールする非常に重要な場となっており、いかなる形式であっても開催は必須であったろう。



MAX 2020 の開催期間は10月19日~21日の3日間で、参加受付は夏の終わりごろに開始予定となっている。
基調講演をはじめ、各セッションなどのプログラムはすべてオンラインで無料公開される予定だ。

Adobe はこれまでも MAX 向けに専用アプリを用意してきたが、プログラムをよりスムーズにストリーミング配信するため、今年はアプリや Web サイトをさらに充実させて対応するとみられる。


Adobe MAX アプリ
昨年 使用された iPad 向け Adobe MAX アプリ


Adobe は「顧客をはじめ、パートナー、従業員の健康と安全が最優先事項になる」としており、没入型のデジタル体験を通じて、驚異的な創造性とインスピレーションを提供するとしている。

同社はすでに、春の年次イベント Adobe Summit をオンラインで開催しており、現在も Web サイトで動画などのコンテンツを多数公開している。

秋に開催の MAX では例年、Creative Cloud アプリの新バージョンや新機能をはじめ、新製品の発表、スニークピークなどが行われるが、すべてのプログラムがオンライン配信となるのは今回が初めてだ。


<参考サイト>



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