Qualcomm、Snapdragon 768G 公開=765G から 15% パフォーマンス向上

Snapdragon 768G、CPU / GPU 処理速度が向上

Qualcomm は2020年5月10日(米国時間)、新たな 5G 対応 SoC として「Snapdragon 768G」をアナウンスした。
基本的な仕様は Snapdragon 765G と同じだが、CPU および GPU をオーバークロックさせることでパフォーマンスが向上。同社によると、CPU クロック速度が 2.4GHz から 2.8GHz にアップして、GPU のレンダリング速度も最大で 15% 向上したという。

Snapdragon 768G

また、Adreno GPU ドライバのアップデートのサポートが加わり、スクリーンの 120Hz リフレッシュレートにも対応可能となった。
5G 関連については、765G と同じ仕様でダイに X52 モデムが統合されており、通信速度などにも変更はない。

Xiaomi が10日にローンチした「Redmi K30 5G Racing Edition」に搭載されており、今後も採用モデルが増える予定だ。


Redmi K30 5G Racing Edition
Redmi K30 5G Racing Edition


なお、Snapdragon 768GAnTuTu ベンチマークは、35万点前後をマークしている模様(下スクショ参照)。


Snapdragon 768G  AnTuTu Score



これは世代こそひとつ前になるが、ハイエンド向け Snapdragon 855 に迫る数値であり、かなりのハイスコアといえる。

Snapdragon 768G は、Google の Pixel 5 シリーズをはじめ、Vivo X50 Pro などにも採用される見通し。


<参考サイト>
・スペックノート:Snapdragon 768G 5G Mobile Platform


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