AMD の2020年第1四半期における CPU シェアは大幅増になるとみられており、同社の株価は終値ベースで過去最高値を更新。昨年の株価上昇率はおよそ150%に達していた。
AMD のモバイル向け CPU の市場シェアは、2019年第1四半期が13.1%、同年第2四半期は14.1%、同年第3四半期は14.7%だったが、Intel の供給不足も手伝って今期は20%に達するとみられる。
Intel の CPU 不足は2020年第2四半期にピークを迎え、さらに年内一杯は続くとみられており、AMD 製チップの需要はより一層高まってくるだろう。
AMD は、Ryzen 4000 シリーズのほかに、Zen ベースの Athlon Silver 3050U (2コア2スレ / 2.3GHz / 最大3.2GHz) や Athlon Gold 3150U (2コア4スレ / 2.4GHz / 最大3.3GHz) をローンチしており、Windows マシンのあらゆる価格帯の商品をカバー可能であり、また、Chromebook などでも存在感を高めてくると予想できる。
AMD の勢いに押される形で、Intel はシェアを奪われるだけでなく、価格の引き下げをも余儀なくされている。
AMD はグラフィックスカードでも攻勢を強めており、Radeon RX Navi ベースのハイエンド・グラボ(Big Navi)を年内に投入する予定だ。
同社は Sony と Microsoft の次期ゲームコンソールにチップセットを供給する。さらに、データセンターでも存在感が増しつつあり、2020年も勢いは止まりそうにない。
<Source>
・Digitimes
・AMD
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