Apple は低価格帯の iPhone を早ければ3月にも発売するようだと1月22日付の米 Bloomberg が報じた。
この "価格を抑えた" iPhone は2017年発売の iPhone 8 とよく似ており、TouchID 対応のホームボタンを備えるという。以前から噂されていた通り、スクリーンサイズは4.7インチ(LCDパネル)になるようだ。
Apple は今年9月に 5G 対応のフラッグシップ iPhone 12 シリーズを発売するとみられるが、それまでの間、他社のミッドレンジに対抗する狙いも見え隠れする。低価格帯の iPhone 投入は、2016年3月に発表された iPhone SE 以来4年ぶりとなる。当時のエントリー価格は399ドルだった。
Bloomberg の情報筋によると、Apple のサプライヤーは2月に量産体制に入る方向で調整しているという。組み立ては Hon Hai Precision Industry、Pegatron、Wistron の3社が担い、マルチサプライヤー体制となるようだ。
この iPhone SE 後継機(iPhone SE 2 または iPhone 9)は、現行の iPhone 11 シリーズと同じ A13 Bionic チップを搭載する可能性が高く、Apple はすでに TSMC への1~3月期の発注を増やしたという。
これまでの情報をまとめると、このデバイスはメモリ 3GB を搭載するほか 、リアカメラは1つ(12 MP)、ストレージは 64 GB (128 GB)、シャシーはガラスが採用されてワイヤレス充電をサポートするとみられており、ベースモデルの価格は399ドルが見込まれている。なお、Face ID はサポートしない。
カラバリはスペースグレイとシルバーが予想される。
また、パネルについては LCD が組み込まれるだろう。有機 EL ディスプレイを 次期 iPhone 12 シリーズの全機種に採用して、LCD ディスプレイを「SE」系に集約する可能性が高いとみられる。
iPhone SE 2(4.7インチ)に続いて、さらに、2020年終わりから2021年初めにかけて、5.5~6.1インチサイズのモデルを追加する可能性もある。
Apple 担当アナリスト Ming-Chi Kuo 氏は以前、より大きなサイズの「iPhone SE 2 Plus」について触れており、2021年に登場するだろうと予想していた。
Apple は、価格やバリエーションで選択肢の多い Android 勢に対抗して、iPhone 出荷台数を伸ばす戦略に出る。価格帯の選択肢増はインドなどの新興国における売上増に貢献するとみられる。
また、日本市場では小さめの画面サイズの人気が根強く、一定の需要が見込めそうだ。
<動画で詳しく解説(字幕付き→字幕オン)>
Apple はこの廉価版 iPhone のほかにも、2020年前半に iPad Pro と MacBook Pro(+ MacBook Air)をアップデートして、さらに、小型のワイヤレス充電マットやウルトラワイドバンド(UWB)対応のスマートタグ(AirTags)、ハイエンド Bluetooth ヘッドフォンなど多数の新製品を投入すると予想されている。
(最終更新日:2020年1月31日)
<スポンサードリンク>
・スマートフォン 売れ筋ランキング(Amazon.co.jp)
待ってました、というかもっと早く出して欲しかった。
返信削除4.7インチくらいがちょうどいいかも。4インチだとさすがにちょっと小さいかな。
発売はほぼ間違い無いようですね。日本で FeliCa 搭載、4万円台なら相当売れると思います。Android 勢は Apple より先に 5G 対応機種を出すので、それに対抗する意味もあると思います。
返信削除近い将来、キャリア無視でSIMフリーをメインでやる時代が来ると思う。
返信削除次の世代のスマホを出さないと価格では負ける。このあと2、3年が勝負。
中身だけ入れ替えるのはiPod touchでも経験済み。それで安くなるなら大歓迎ですよ!A13を入れてくれれば長く使えるし。
返信削除