Chromium 版「Microsoft Edge」がリリース
Microsoft は2020年1月15日(米国時間)、Chromium ベースの Microsoft Edge を公開した。スケジュール通りのリリースであり、Windows 10 ver. 1803 (April 2018 Update) 以降の Home および Pro コンピュータには Windows Update 経由で自動配信される(法人、教育機関、ワークステーション向けは除外)。
なお、日本のユーザに対しては、確定申告への影響を考慮して、Windows Update 経由での自動配信は4月1日以降に行われる。
最新バージョンは Edge 79 安定版となっており、公式サイトから直接ダウンロードも可能だ(デスクトップ向けに Windows 7 / Windows 8.1 / Windows 10 および macOS 版が用意されている)。
なお、既存ユーザのお気に入りやパスワードなどの個人設定は自動で引き継がれるが、今回の安定版では履歴や拡張機能の同期は見送られているので注意されたい。
Chromium 版 Edge は、追跡防止が強化され、法人向けにはIE モードを備えている。MS は Chromium 版の投入により、Web における互換性を開発者に提供することで、パフォーマンス向上をはじめ、プライバシー機能やマルチデバイス対応強化などを目指す。
同社は今後、およそ6週間ごとにメジャーアップデートを行う方針であり、今回は実装されなかったコレクション機能や一部の同期機能なども順次追加される予定だ。
なお、Chromium ベースへの自動更新を望まないユーザ向けに Blocker Toolkit (ver. 1803以降を実行する Windows 10 Home または Pro エディション向け)が用意されており、トラブルを避けたいユーザは同ツールを試すのも選択肢の一つになる。
<Update>
We've seen some reports about the browser being installed in a language other than the expected language. Our team is aware and working diligently to resolve. Please keep an eye out here for any updates!— Microsoft Edge Dev (@MSEdgeDev) January 15, 2020
やはり、一部でトラブル発生。言語がユーザの想定通りに設定されないバグがあったようだ。
ただ、軽微なバグであり、設定から希望の言語を選んで再起動することで解消する。
<参考サイト>
・Microsoft Windows Blog (英語)
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