"Tiger Lake" ファミリーをプレビュー=Wi-Fi 6 や Thunderbolt 4 を統合
Intel は CES 2020 の基調講演において、Ice Lake 後継のモバイル向け(順番で言えば第11世代 Core)プロセッサ "Tiger Lake" ファミリーをプレビューした。コードネーム "Tiger Lake" チップは 10nm+ プロセスルールで製造され、AI アクセラレーションおよび コードネーム "Xe" と呼ばれる新しい GPU を搭載する。この "Xe" は、Intel 初の独立型 GPU "DG1" にも採用されることも発表された。また、"Tiger Lake" は、Wi-Fi 6 や Thunderbolt 4 も統合する。
"Tiger Lake" プロセッサは、前世代 Ice Lake 比で2桁の性能向上を実現するとともに、GPU 性能と効率性が2倍にアップするという。また、U シリーズ史上、最小のマザーボードも開発中とのことだ。
Intel はこの次世代プロセッサを搭載することで、超薄型のノートパソコンでもゲームを楽しむことができ、さらに、生産性の向上も提供できるとしている。
統合されるコントローラ Thunderbolt 4 については、プレゼンテーションのなかで「USB 3 より4倍高速」との言及があったが、これはThunderbolt 3 とピークスピードが同じであり、ネーミングを変えただけのようだ。
実際、Intel のプレゼンで使用されたのは USB 3.1 (10 Gbps) であり、Thunderbolt 4 は USB 4 をサポートするものの、転送速度は最大 40 Gbps のままということになる。
つまり、Thunderbolt 3 と帯域において変更はない。また、PCIe 4.0 をサポートするかなどといった詳細は明らかにされておらず、現時点では不明のままだ。
"Tiger Lake" 世代のプロセッサ搭載ノート PC は2020年後半に登場する見通しである。
<Source>
・Intel Newsroom (2020 CES: Intel Brings Innovation to Life with Intelligent Tech Spanning the Cloud, Network, Edge and PC)
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